開業するにあたり、まず決めなければならないのは
どのようなお店にしたいのかということです。
「何を」「どのように」売るのかということです。
たとえば
「中華料理を」「宅配専用で」
といったものです。
まずは「何を」ですが、
ほとんどの方は、独立を決意されたときにもう決めていると思います。
流行り廃りはあるとは思いますが、
廃れても、なくなるという事は考えにくいです。
要は、「どのように」売るかというところが大事になってきます。
いくつかポイントがありますが、
まずは、来店してもらうターゲット層を考えます。
サラリーマン向け、ファミリー向け、ママさん向け等・・・いろいろです。
ここが一番重要になってきます。
サラリーマン向けなら、オフィス街、駅前。
ファミリー向けなら、住宅街。
ママさん向けなら、幼稚園、学校の近く。
ターゲットは「サラリーマン」+「接待用」のように、足し算で考えると
より具体的になります。
足し算により、お店の雰囲気、提供する商品、価格帯、時間帯、接客の方法等も決めやすくなってきます。
漠然と考えるよりも、細かく考えることにより、
明確なお店のイメージができてくると思います。
すべての要素のバランスが、重要になってきます。
どんなにおいしい食事を提供しても、
居酒屋を住宅街で出店しても、失敗しなくても大繁盛は難しいと思います。
すべての要素が一定以上のレベルに達しなくては、成功は難しいと思います。
コンセプトを決めるというのは、そのくらい大事なのです。